上田 恭輔 
「自社の商品・サービスの魅力をもっと多くの方に知ってほしい」
そんな思いを持つ企業にとって、オウンドメディアは欠かせない集客媒体です。
福岡や九州エリアでは、オウンドメディアを活用して地域性を活かした発信がしやすく、地元のお客様とのつながりを深める手段として注目が高まっています。
とはいえ、当たり前のことですが、ただオウンドメディアを作って、記事コンテンツを投稿するだけでは成果は出ません。
オウンドメディアによる集客の効果を実感するためには、正しいオウンドメディア構築の手順と明確な目的を持って取り組むことが欠かせません。
本記事ではオウンドメディアの構築をこれから始める方に向けて、企業様向けにオウンドメディア集客のご支援を行なっている株式会社長利が具体的な進め方や考え方をわかりやすくご紹介します。
正しいオウンドメディア構築(立ち上げ)のやり方
オウンドメディアは、自社で発信の主導権を持ち、継続的に価値ある情報を届けられる強力なマーケティング手法です。
実際にオウンドメディア構築に取りかかる前に、いくつかの重要なステップを理解しておくと、中長期的に効果的にオウンドメディアを運用することができます。
オウンドメディアの役割を再確認する
まず「オウンドメディア」とは、自社が保有し運営するホームページなどのWebサイトやブログ、メディア全般を指します。
広告に頼らず、検索やSNSなどから自発的に訪問するユーザーと信頼関係を築く場となります。
広告や口コミと異なり、情報発信の主導権を持てる点が大きな強みです。
福岡・九州の企業にとっても、地域密着型の情報やサービス紹介、採用活動に活かせる柔軟なプラットフォームとして有効です。
オウンドメディアの運用では、GoogleやYahooなどでの検索流入を狙ったコンテンツ設計と、読み手のニーズを満たす戦略が成功の鍵になります。
目的とターゲットを明確にする
メディア構築の第一歩は「誰に、何を届けるのか」をはっきりさせることです。
自社サービスを必要とするペルソナ像を具体化し、その人が知りたい情報をイメージしながら全体の設計を行います。
たとえば不動産業を営む会社なら、「物件購入前に知っておきたい注意点」や「居住エリアで活用できる補助金情報」などが有効になります。
このように読者が検索するであろう情報をもとに記事のテーマを構成していくと、自然にアクセスも伸びやすくなります。
コンテンツ設計とCMSの選定
次に必要なのが、コンテンツの設計と運用システムの選定です。
記事テーマやカテゴリ、更新頻度などを定めておくと、情報が整理されやすく、読みやすい構成になります。
システムについては、WordPressなどのCMS（コンテンツ・マネジメント・システム）を導入する企業が多く、操作も比較的簡単です。
更新作業を社内で完結できるため、スピード感ある発信を続けやすくなります。
SEOマーケティングを意識したコンセンツ制作
オウンドメディアでの集客を強化するなら、検索エンジンからの流入を重視する必要があります。
そのためには、実際にユーザーが検索しそうなキーワードを記事タイトルや見出し、本文中に自然に含めることがポイントです。
とはいえ、単なるキーワードの詰め込みでは意味がありません。
検索ニーズに応える内容で、かつ読みやすさやストーリー性も意識して制作することで、検索順位と読者の満足度を両立することができます。
効果測定と改善の継続
オウンドメディアでは、実際にサイトを立ち上げたあとの運用も欠かせません。
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどを使い、どの記事が読まれているのか、1ページごとの滞在時間や流入経路を分析して改善を繰り返しましょう。
たとえば読まれていない記事はタイトルを変えて再投稿したり、離脱が多いページは見出し構成や導入文を見直したりと、小さな積み重ねが成果につながっていきます。
オウンドメディアを構築(立ち上げ)するメリット3つ
オウンドメディアは一見手間がかかるように見えて、うまく運用することができれば、中長期的に企業に多くの恩恵をもたらします。
ここでは福岡・九州エリアで実際に導入を進めている企業からも評価されている3つの代表的なメリットを紹介します。
購買意欲の高い見込み客を集められる
オウンドメディアの最大の魅力は、自社に興味を持っているユーザーが、自発的に情報を探して訪れるという点です。
たとえば「福岡 大名 中古マンション」と検索して訪れた人は、すでに不動産会社を探している可能性が高いため、その後の問い合わせや資料請求につながりやすくなります。
このようにニーズの強い見込み客と効率的につながることができるのは、オウンドメディアならではの強みです。
長期的に広告費を抑えられる
広告は即効性がある一方、掲載をやめると一気にアクセスが減ってしまいます。
一方オウンドメディアはその逆で、時間とともに記事が検索エンジンに評価され、資産として蓄積されていきます。
狙ったキーワードで一度上位表示された記事は、半自動的に集客を続けてくれます。
そのため、広告費をかけなくても見込み客が集まりやすくなり、長い目で見てコストを抑えられる運用が実現します。
中長期的に自社ホームページで集客したい企業にとって、オウンドメディア集客は非常に相性の良い手法です。
自社ブランドの価値を高められる
メディアを通じて定期的に情報を発信することで、会社の専門性や考え方が伝わりやすくなります。
単なる商品紹介ではなく、企業そのものの信頼感や親近感を高めるブランディングにもつながります。
たとえば福岡市内で不動産を販売している企業が、「地域密着の不動産売買実績」といったコンテンツを発信することで、読者は企業に対して親しみを持ちやすくなります。
こうした信頼が、最終的な問い合わせや契約につながるのです。
オウンドメディアを構築(立ち上げ)するデメリット2つ
オウンドメディアには多くのメリットがありますが、当然ながら注意すべきデメリットも存在します。
ここではオウンドメディア運用前に知っておきたい代表的なデメリットを2つをご紹介します。
成果が出るまでに時間がかかる
オウンドメディアは広告のように即効性がある手法ではありません。
立ち上げてから検索エンジンに評価され、上位表示されるまでには、早くても半年程度の時間がかかるとされています。
とくに立ち上げ初期は「本当に読まれているのか？」「このまま続けて意味があるのか？」と不安になることも少なくありません。
しかし、正しい戦略を立てて継続的に運用すれば、検索流入が安定し、最終的に記事が“資産”として働いてくれるようになります。
最初の半年は“種まき期間”ととらえ、焦らずオウンドメディアを育てていくことが大切な考え方になります。
運用に人手と時間がかかる
オウンドメディア構築のもうひとつのデメリットは、立ち上げたあとの運用に手間がかかることです。
記事の企画・執筆・更新・分析といった作業は、社内に専門知識がある担当者がいない場合、外注も含めた体制づくりが必要になります。
実際に福岡・九州の中小企業では、「本当は取り組みたいんだけど、少人数で業務を回しているため、マーケティング運用の継続が難しい。。」というネガティブな声もよく聞きます。
ただし、最初からすべてを完璧に行う必要はありません。
月に1〜2本の更新からでも始められますし、オウンドメディアの運用を外部に委託することで社内負担を減らす方法もあります。
無理のない体制でオウンドメディアを運用しながら、徐々に仕組み化していくことで、少しずつ成果が見えてきます。
オウンドメディアを構築(立ち上げ)する際の最大の注意点!【まず知っておきたい】
オウンドメディアは正しく運用すれば大きな成果を生み出す反面、取り組み方を誤るとその労力が無駄になってしまうおそれもあります。
ここでは、オウンドメディア構築前に必ず意識しておきたい注意点についてご紹介します。
目的とターゲットをぶらさない
最も大きな落とし穴は、「誰に向けて何を届けたいか」が曖昧なままオウンドメディア運用を開始してしまうことです。
オウンドメディアは自由度が高い反面、企業として向かう方向性が定まっていないと、記事ごとのテーマやトーンがバラバラになり、結果として読者にも検索エンジンにも評価されにくくなってしまいます。
たとえば、「SEO対策が大切だから」と言われて始めたものの、更新される記事が会社のニュースやプレスリリースばかりでは、ユーザーの役には立ちません。
見込み客が本当に知りたい情報に焦点を当てることで、ようやく意味のあるコンテンツになります。
コンテンツの質と更新ペースを意識する
オウンドメディア構築当初はやる気に満ちていても、途中で更新が滞るケースは少なくありません。
更新頻度が落ちると検索順位も下がりやすく、読者からも「この会社は動いていないのでは」と不信感を持たれてしまいます。
大切なのは背伸びせず、継続できるペースで運用することです。
月2本でも着実に記事を更新し、内容の質にもこだわっていくことで、少しずつ検索エンジンに評価されるようになります。
もし社内で運用が難しい場合は、信頼できるパートナーに外注するのもひとつの手です。
【まとめ】これから福岡・九州でオウンドメディア構築(立ち上げ)するなら、お気軽に株式会社長利にご相談ください！
今回は、福岡・九州エリアで企業のオウンドメディア集客支援を行う株式会社長利が「企業がオウンドメディアを構築(立ち上げ)する方法」について詳しくご紹介しました。
オウンドメディアは正しく設計し、継続的に運用することで、企業の中長期的な集客やブランディングに大きく貢献します。
ただし、そもそもの目的の明確化や社内体制の整備など、オウンドメディアを開始する時に押さえるべきポイントも多くあります。
株式会社長利では、福岡・九州に特化したWebマーケティング支援を行っており、戦略設計からコンテンツ制作・運用サポートまで一貫してご対応しています。
「社内にオウンドメディアの知識がない」「マーケティングに取り組みたいが、何から始めればいいかわからない」とお悩みのご担当者様は、まずはお気軽に株式会社長利にご相談ください。
株式会社長利 会社概要
会社名：株式会社長利（英文社名: Nagatoshi, Inc.）
設⽴：2025年5月21日
代表者：上田 恭輔
事業内容：オウンドメディア集客事業、インバウンド事業、PR事業、ホームページ制作事業、インターネット広告事業
所在地：福岡県福岡市中央区天神4-6-28 いちご天神ノースビル7階
URL：https://nagatoshi.jp/